髪のくせを活かしたスタイリング
自分の髪のくせを活かしたスタイリングは、自然な質感と動きのある立体感を演出できる点で魅力的です。くせ毛は髪の性質上、スタイリング次第でトレンドを意識したおしゃれな雰囲気にもなれば、垢抜けたクールな印象にもなれるのが特徴です。ここでは、くせ毛の種類別におすすめのスタイリング方法をご紹介します。
うねり・波打つくせ毛の場合
うねり・波打つくせ毛の場合は、そのウェーブ感を活かしたスタイリングがオススメです。ウェットなスタイリングがしっくりきます。
ウェーブスタイリング
① 髪を濡らした状態でスタイリング剤を少量つけ、手ぐしで毛束感を出す
② フォルムを作る際は、指で波打つ動きに沿うようにスタイリング
③ 最後に少量のスタイリング剤でウェーブに束感を出す
このようにナチュラルなウェーブ感を活かすことで、カジュアルでこなれた雰囲気を演出できます。アレンジ次第でシーンにも合わせられます。
ルーズウェーブスタイリング
① 髪を濡らした状態でウェーブアイロンでゆるふわなカールを作る
② 手ぐしで毛束の流れを作り、適量のスタイリング剤を馴染ませる
③ 指でくしゃっと軽くスタイリング
④ 最後に全体に艶が出るようスタイリング剤で整える
ゆるふわなカールを活かしたナチュラルなスタイリングで、フェミニンでソフトな雰囲気が楽しめます。
コームくせ毛の場合
コームくせ毛は、くせによる立体感を活かせばおしゃれでクールな印象に。
ラフモヒカンスタイリング
① 髪をタオルドライした状態で、ブロークリームをなじませる
② 頭頂部の毛流れにそってスタイリングし、ボリューム感を出す
③ サイドは耳上を短めに刈り上げ、すっきりとした印象に
④ 仕上げに艶が出るようスタイリング剤を馴染ませる
髪のコームくせを活かしたボリュームヘアで、クールでアクティブな雰囲気を演出できます。
ラフパーマスタイリング
① 髪にコームをつける(くせ毛を活かすため)
② パーマ剤をなじませ、ゆる巻きの状態を作る
③ クラッシュベースでパーマをキープ
④ 乾いた後、ボリュームスタイリングで束感を出す
ラフなパーマスタイルとスタイリングで、動きと立体感のある垢抜けた雰囲気が楽しめます。
ゆるくせの場合
ゆるくせの場合は、自然なうねりやボリューム感を生かしたゆるスタイルがGOOD。
ゆるパーマスタイリング
① ゆるパーマをかけ、くせを活かす
② パーマスタイリング剤で毛束の動きをコントロール
③ 指で毛束の動きを整えながら、ゆるパーマスタイルに仕上げる
④ 最後にスタイリング剤で艶とキープ力をプラス
ナチュラルなパーマスタイルで、大人っぽい柔らかさとふんわり感を演出できます。ゆるくせを上手に活かしています。
ゆるウェーブスタイリング
① 髪をタオルドライした状態で、ウェーブアイロンでゆるパーマスタイルに
② 手ぐしで毛束の流れを作りながらスタイリング剤をなじませる
③ 指で毛束をゆるくくしゃっとスタイリング
④ 仕上げにスタイリング剤で束感を出す
自然なゆるウェーブ感を髪のくせと合わせて活かすことで、フェミニンでこなれた印象に。毛先をふんわりさせて軽やかな仕上がりにするのがポイントです。
このように髪のくせを上手に活かすことで、自然でありながらもおしゃれな髪型が完成します。ダメージも抑えられる上に、立体感と動きのある素敵なスタイリングができます。くせ毛の個性を無理なくアピールできるのが髪のくせを活かしたスタイリングの醍醐味です。自分の髪質に合わせて上手にくせを生かせば、他にはない雰囲気を演出できるはずです。
自宅でくせ毛を手軽に直すには、以下のような方法がおすすめです。
1 ブロー時のテクニック
ブローの仕方を工夫するだけで、くせ毛を簡単に直すことができます。
【やり方】
① シャンプー後、タオルドライして少し乾かす
② ブロードライヤーの風を毛先から当て、手ぐしで毛流れを整える
③ 頭頂部から生え際にかけて、しっかりブローを当てる
④ 最後に冷風で毛流れを固定する
くせ毛が目立つ頭頂部や生え際にしっかりブローを当て、毛流れを整えることがポイントです。冷風で髪にクセがつかないよう固定するのも大切です。
2 ヘアアイロンの使い方
ヘアアイロンを上手に使えば、自宅でくせ毛をしっかり伸ばせます。
【やり方】
① ブロー後の髪に熱遮断剤をしっかり馴染ませる
② 毛束を15〜20cmに分けてアイロンをかける
③ アイロンは毛先からしっかりゆっくり引き伸ばす
④ 最後に整髪料で毛流れを固定する
毛先からしっかりアイロンをかけ、毛束を伸ばすことが大切です。高温に気をつけ、熱などのダメージ対策も意識しましょう。
3 ヘアトリートメントで補修
くせ毛を補修して、毛流れを整えるにはヘアトリートメントが有効です。
【やり方】
① シャンプー後の湿った髪にトリートメントをたっぷりなじませる
② 20〜30分ほど放置してよくなじませる
③ 水で丁寧にすすぎ、タオルドライをする
④ ブロードライヤーで乾かしながら毛流れを整える
クセを抑え、すべすべの毛髪に整える効果があります。ダメージもケアできるのがメリットです。月に1〜2回のペースがおすすめです。
4 スタイリング剤の活用
適切なスタイリング剤を使えば、簡単にクセを抑えられます。
【スタイリング剤のおすすめ】
・ワックス…ハードなホールド力でしっかりクセを抑える
・ムース…髪に膜を作りクセをブロック
・オイル…保湿力が高く、パサつきも抑えられる
・ミスト…潤いを与えつつ、柔らかな束感でクセを整える
スタイリング剤を髪全体によくなじませ、ブローで毛流れを整えましょう。くせ毛の質感に合わせて使い分けるのがコツです。
5 おすすめヘアアレンジ
うまくクセが伸ばせない時は、ヘアアレンジを活用するのもおすすめです。
【おすすめヘアアレンジ】
・三つ編み…頭の形に合わせてクセをカバー
・ハーフアップ…顔まわりのクセをすっきり見せる
・ポニーテール…まとめ髪でクセをすっきり収納
髪をアレンジすることで、クセの気になる部分を自然にカバーでき、すっきりと見える効果があります。
自宅でのケアだけでもある程度のクセ直しは可能です。毎日のブローなどの習慣化と、ときどきのデトックスケアを組み合わせて髪のクセをコントロールすることがおすすめです。クセが強い場合はサロンのパーマなどで根本からのクセ直しを検討するのも一案です。